絵本イベントで、ちょこっとですが、「100万回生きたねこ」の手話朗読をさせていただきました。
「100万回生きたねこ」、小さいころに読みました。
今でも大好きな本です。
この本を手話で朗読してほしいという依頼がありました。
本来は私が受けるようなものではないのですが、どうしても人が見つからない…ということで、イベント自体がとても面白そうなものでしたし、自分自身の勉強にもなるかもと思い、引き受けさせていただきました。
絵本を手話で朗読。
簡単なようでいて、実はすごく難しいです。正直、なめてました。ハイ。
手話力以前に、ものすごく日本語力を要求されます。
作者の言いたいことは何なのか?何を表しているのか?どういう意味なのか?
普通の本と比べて絵本は文章が短い分、読み手の解釈が必要です。
また、対象が子どもか大人か、ろう者か健聴者かによっても、手話の表現方法が違ってくると思います。
今回はおそらく大人がほとんど、それも健聴者が中心だろうと思い、せっかくなので、日本語に近い手話ではなく、できるだけ手話らしい表現にしようと考えました。
(健聴者相手に手話をすることの是非については賛否あると思いますが…)
自分だけの解釈や手話表現でいいのかどうか不安だったので、手話サークルのみなさんと喫茶店で討論(?)しながら、手話でどう表すか考えました。
自宅では、デジカメを三脚にセッティングしてビデオで自分撮りし、チェックしながら練習しました。
ああ…自分の手話見るの、すごくイヤなんですよ。でもちゃんと現実を見ないと!!
視線がおかしいとか、手形が見にくいとか、動きがヘンとか、いろいろ見つかります^^;
具体的な表現ややり方をツイッターにメモったので、Togetterにまとめてみました。
「100万回生きたねこ」を手話朗読してみた - Togetter
さてさて、ドキドキしながら迎えた当日。
なんと!急きょ、英語朗読と手話のコラボってことになりました!
英語朗読は最初から、途中から一緒に私の手話が入るという形です。
コラボは、ほぼぶっつけ本番だったにも関わらず、奇跡的に息がぴったりあったようで、とても楽しかったです。
いろいろ勉強になりました。
諸先輩方にはおよばないと思いますが、今出せるだけの表現力を精一杯出しました。
今回は準備不足だったので、ちょい悔しい。
もっと表現力磨いて、レパートリーも増やしたい!!そう思わせてくれたイベントでした。
とにかく、とてもいい経験をさせていただきました。
ありがとうございます!